医療機器の営業職ってどんな仕事?経験から3つにまとめました【解説】

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✓読者の悩み
・医療機器業界の営業職ってどんなだろう?
・未経験でも雇ってもらえるのだろうか?
・転職の手順を知りたい。

こういった疑問に答えます


✓本記事の内容
1.医療機器の営業職について15年の経験に基づいて解説します
2.未経験からの挑戦でも問題ない理由
3.転職の手順を解説します

✓筆者の経験


この記事を書いている私は業界経験20年ほど。私
自身も未経験からの挑戦でしたが長く勤めている業界です。
特別な資格やスキルはありません。
他業界→医療機器代理店→医療機器メーカーの転職ステップ経験あります。
こういった私が解説します。

目次

■1.医療機器の営業職について経験から3つまとめました

その1:顧客医師への営業活動
その2:代理店担当者への営業活動
その3:説明会、講演会、学会、立会いの活動

医療機器の営業職は顧客に対しての営業活動だけではなく、説明会や学会などの活動があります。

製薬会社の営業(MR)との違いで、手術など医療現場での立会いをすることもあります。

その1:顧客医師への営業活動

仕事の7割は顧客医師への営業活動に注力しています。

以下の方法が多いです

・直接訪問し面談ベースでの営業活動(アポイントや面談日に)
・メールや電話での営業活動(問い合わせ対応やセミナーの案内など)

営業活動の効果は?

すべての活動が信頼につながり、結果として売上になります。

・直接面談するほうがセールスしやすい
・メールは急な案件や、不具合の対応などタイムリーに行える


直接面談するメリット3つ

・相手に伝えやすいこと

・表情や会話から得られる手ごたえをつかみやすい

・直接でないと聞けない内容や相談可能

直接面談でのデメリット3つ

・アポイントが必要

・待ち時間が読めない

・リスケになるリスクも


直接面談のメリットは相手に伝えやすいことと、表情や会話から得られる手ごたえをつかみやすいこと
アポイントを取っても緊急対応など入れば長時間待つことや、リスケになると情報をお伝えするのに時間がかかってしまうデメリットがあります。

メール営業のメリット

・タイムリーに情報を送れる

・いつでもどこでもできる

メール営業のデメリット

・伝わってるかわかりにくい(返信ほぼない)

・文章力が必要


メール営業はタイムリーに情報をお伝えできるメリット、普段忙しくて会いにくい顧客への連絡方法としてのメリットがあります。デメリットは伝わっているかわかりにくいことです。


その2:代理店担当者への営業活動


医療機器メーカーは医療機器代理店(卸)を通じて医療機関等へ販売していることがほとんどです。
それぞれの医療機関に代理店担当者がいますので、代わりに自社製品を販売していただけるように営業活動します。

主に3つの仕事

・代理店さんとのコミュニケーション

・製品の案内

・価格交渉


代理店営業の効果3つ

・現場での一時対応をしてくれる

・細かい現場情報を取得できる

・価格など病院事務との交渉をしてくれる


医療機器メーカーの営業は一人でカバーするエリア、施設数が多くすべての施設、顧客にアプローチすることは現実的ではありません
臨床現場に近い、代理店さんに販売協力を得られないと売上やシェアに影響します。


代理店さんへの営業メリット3つ

・販売協力してくれる

・クレーム対応してくれる

・価格維持してくれる


代理店担当者さんが積極的に販売してくれると、売り上げが上がる、シェアを維持できるメリットがあります。

代理店さんへの営業デメリット3つ

・代理店担当者との人間関係構築に時間がかかる

・嫌われると妨害される

・販売手数料を求められる


デメリットは人間関係に依存しやすいので、そこまでに時間と労力が必要です。

また販売手数料として売上から還元するので価格対応など必要になります。


□その3:説明会、講演会、学会、立会いの活動


説明会:自社製品の安全使用を目的に説明会を行うことがあります。

医療機関等で医療従事者に対してプレゼンテーション、デモンストレーションなど実施します。

・製品説明会をプレゼンする 15分~30分 

・デモンストレーション 実機やデモ機を用いて実演、模擬実技など体験してもらう


講演会:担当先の顧客に講演会での演者や座長などの業務を委託します。

・重要な顧客を選定して業務委託契約をする

・どのような内容を話してほしいか詳細を打ち合わせする


学会:学会を通じて、ブースでのPR活動など行います

・展示ブースを設営し集客する

・ランチョンセミナーなどに集客する


立会い:自社製品の導入時に使用方法や適正使用と安全使用のための立会いを行うことがあります。

・医療現場で立合う

・症例内容の確認をする

・必要な製品や資料を準備する


・それぞれの活動はどれくらい効果あるのか?


説明会:自社製品のメリット、ベネフィットを対象の先生方へPRできる数少ないチャンスになります。


講演会:重要顧客へのアプローチに有効です 例)教授へ仕事の依頼をする


学会:自社製品のPRを行う機会です。


立会い:医療機器メーカーならではの仕事で、実際の治療現場に立会います

現場ではできないような自社製品のハンズオン(体験)やセミナーなど会社や製品のブランディングも担っています。

目の前で使用いただけるので使用感などすぐにフィードバックを得られます。


これら全て売上アップやシェアアップにつながりあなたの売上達成率に向上に効果的な活動です


説明会のメリット3つ

・説明会は成功すると売上に直結しやすい

・プレゼンテーション能力が格段に向上します

・緊張感からの解放感は格別です

説明会デメリット3つ

・準備に時間かかります

・めちゃくちゃ緊張します

・プレゼンイマイチだと逆効果になることも。

製品説明会は自社をPRできるまたとないチャンスです。

慣れるまでは大変ですが、他社との差別化できるポイントなので重要な活動です。

プレゼン能力は誰でも伸ばせるスキルであり、場数を踏むことが重要です。

はじめは先輩社員から学べば何とかなります。

講演会メリット3つ

・顧客から顧客へ製品のPRをしてもらえる

・実際の使用感など伝えにくいことが伝わる

・口コミで広がる


講演会や学会では影響力のある医師に自社製品の有効性を講演してもらうことで、「○○先生が良いって言ってる」といった権威性で競合他社からシェアを奪うことも可能なことがメリットです。

講演会デメリット2つ

・人選を間違うと逆効果になる

・事前の打ち合わせしないと意味がない

そもそも興味がない先生に依頼してしまうとこちらの意図が伝わらず、効果が出ないこともあります。

人選と事前準備さえすれば防ぐことは可能です。

学会のメリット2つ

・全国規模で製品認知度が高まる

・ブースでの営業活動がしやすい

全国規模の学会は年に数回です。

かなりの来客が見込めるので、企業としてもPRできるチャンスなので積極的に参加しています。

学会のデメリット2つ

・顧客が不特定多数

・休日がつぶれる

学会は週末に開催されることがほとんど

開催エリアも毎年変わるので、出張を伴う休日出勤多いです

家族の理解とサポートが必要ですね

立会いのメリット3つ

・売上が確実にも込める

・製品知識が高まる

・顧客との信頼関係が深まる

医療規約で立合いに関する制限や個人情報保護の観点から、少なくなっています。

臨床現場の知識がなければ、製品のメリットや顧客のニーズがわからないことが多いので立会いの機会は多くのメリットにしなければなりません

立会いのデメリット3つ

・時間がかかる

・休めない

・緊急対応を求められる

立会いは手術の開始前から終了まで拘束されます。

長時間の手術など一日中かかるケースもあり、緊急で対応することもあります。

とても緊張する現場なので、連続するようであれば休憩したほうが良いです


立会いは手術の成功はもちろん、自社製品を使用することで、今までよりもスムーズに安全に手術が完了するなど体験をしてもらえると採用や継続使用に繋がります。

顧客との信頼関係も深まるメリットも大きいです。


立会いで失敗すると、不採用になる、売り上げ下がる、挽回が難しくなるなどデメリットがあります。
説明会と立会いは担当営業のあなたが実施することなので、それぞれのメリットデメリットを理解しておくと良いです。

とはいえはじめは、失敗のほうが多いのでチャレンジ精神が大切です。

■2.未経験からの挑戦でも問題ない理由

結論未経験の方でも問題ありません。

なぜなら誰でも最初は未経験だからです。営業経験も全くない方も問題ありません。

実は私も未経験からの転職でした。なにもかも初めてなので慣れるまでは苦労しました。

それも昔の話でして、いまは業務効率も良くいろいろ自動化されているので仕事はしやすいです。

営業なので対人関係のスキルは多少必要ですが、飛び込み営業するわけではないのでそこまで苦労しないと思います。


ここまで読んだ方は、もしかすると

「医療機器の営業は大変そうだな。大丈夫かな・・・」
「残業とか接待とかヤバい仕事もあるんでしょ?」

そう思うかもしれません。

ぶっちゃけるとゼロではありませんが、頻度はかなり少ないです。

働き方改革の流れ、医療業界の不祥事によるコンプライアンス強化もあり、過酷な残業の日々や過度な接待は禁止されています。

社内的な勉強会も時間外でやることは少なく、あってもWeb研修に切り替わっています。


なので未経験の方でも、問題ありません。

はじめは苦労することもありますが、研修やOJT(現場同行)など1年目にしっかりと育成期間があります。

課題を少しづつクリアして上長の判断で担当先をどこにするかなど決めてくれます。

はじめは比較的営業しやすい得意先を当ててくれる傾向があります。

なので、繰り返しになりますが未経験でも問題ありません。

■3.転職の手順を解説します

ここからが本題です。

やる気に満ちたあなたような人材が求められています!

その1:まずは転職エージェントに登録から
その2:エージェントの担当者と面談する
その3:履歴書、職務経歴書の作成とエントリー


その1:まずは転職エージェントに登録から


転職エージェントに登録する方法は、主にオンラインを通じて行われます。

とはいえいきなり転職エージェントに登録するのもハードル高いですよね。

まだ転職に迷ってる方は無料で簡単に適職診断してくれるサービスもよいです。

もう転職を心に決めている方は読み進めてください

エージェントのウェブサイトにアクセスし、必要な個人情報(氏名、連絡先、職歴、スキルセットなど)を入力してアカウントを作成します。

どこに登録してよいか迷うと思うのでおすすめ先も一応貼っておきます。

登録後、エージェントの担当者から連絡があり、面談の設定や今後の流れについて説明があります。

・登録する効果として

転職エージェントを利用することで、非公開求人にアクセスできる可能性があり、より多くの選択肢から自分に合った仕事を見つけることができます。

また、履歴書や職務経歴書のブラッシュアップ、面接対策など、転職活動全般にわたるサポートを受けることができるため、転職成功率を高めることが期待できます。


✓エージェント登録のメリット3つ

・専門のアドバイザーからキャリア相談や市場情報の提供を受けられる。
・非公開求人へのアクセスが可能になり、より多くのチャンスに出会える。
・履歴書や面接のアドバイスを受けることで、転職活動の質を向上させることができる。


✓エージェント登録のデメリット2つ

・求人の選択肢がエージェントが扱っている範囲に限られる場合がある。
・エージェントによっては、自分の希望に合わない求人を勧められることもある。


その2:エージェントの担当者と面談する


エージェントの担当者との面談は、オフライン(対面)またはオンライン(ビデオ通話)で行われます。

よく使われるのはZoomが多いです。PC以外でも、タブレットやスマホでも利用可能です。

Zoomアプリをダウンロードするだけ。

この面談では、あなたのキャリアの目標、転職の動機、希望する職種や条件などについて詳しく話し合います。

これにより、担当者はあなたに合った求人を効率的に探し出すことができます。

✓面談の効果


面談を通じて、担当者はあなたのキャリアの希望や能力を理解し、最適な求人をマッチングすることが可能になります。

この個別の対応により、転職活動の方向性が明確になり、成功率が高まります。


面談のメリット3つ

・個人のキャリアプランに基づいたオーダーメイドのサポートを受けられる。
・自分では見つけられないような求人情報にアクセスできる可能性がある。
・履歴書や面接の準備について、プロフェッショナルなアドバイスを受けられる。


面談のデメリット2つ

・担当者との相性や理解度によっては、期待したサポートが得られないこともある。
・面談のための時間を確保する必要がある。

転職エージェントの担当者とあなたとの相性がとても大切です。

3社ほど登録して、面談してみることをおすすめします


その3:履歴書、職務経歴書の作成とエントリー


履歴書と職務経歴書の作成は、転職活動の中で非常に重要なプロセスです。

これらの書類は、あなたのスキル、経験、達成した成果を伝えるための主要なツールとなります。

エージェントは、これらの書類がより効果的にあなたをアピールできるよう、フォーマットの提供や内容のフィードバックを行います。


履歴書と職務経歴書は、求人に応募する際の第一印象を決定づける重要な書類です。

これらの書類が適切に作成されていると、書類審査通過→面接への確率が高まり、転職成功への道が開けます。


メリット2つ

・自分の経験やスキルを明確に伝えることで、適切な職場を見つけることが容易になる。
・プロフェッショナルな書類を通じて、求職者としての魅力を最大限にアピールできる。


デメリット3つ

・効果的な書類を作成するためには、時間と労力が必要になる。
・自己分析が不十分だと、書類が求めるポジションに対して最適でない内容になる恐れがある。
・転職活動は、適切な準備と戦略が成功の鍵です。

転職エージェントが用意してくれてるフォーマットを活用しましょう

共通のフォーマットで添削してもらえた方がお互いに良いです

転職エージェントを上手く利用して、あなたのキャリアを次のレベルへと進めましょう。

本記事のまとめ

1.医療機器の営業職について15年の経験に基づいて解説します
2.未経験からの挑戦でも問題ない理由
3.転職の手順を解説します

医療機器メーカーの営業職は15年やってて、年収や待遇もよくて満足しています。

それだではありません。自社製品で治療成績を改善するなど社会貢献できる「やりがい」を感じれるところも魅力です。

長年業界にいますが、やりがいをもって仕事できるのは私自身の経験から言えます。ぜひ未経験でも興味があれば医療機器業界の営業職に挑戦することをおすすめします。


いっしょに頑張りましょう!

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